【東京ウオッチ】不透明な時代にも、心躍らせ未来へ―銀座で資生堂クリエイティブワーク展

いまのTokyoをつかむイベント情報(6日~14日)

  •  資生堂口紅の「pink pop」ポスター(1968年)(提供写真)
  •  きのこの形をした資生堂のシャワーコロン(1985年)(提供写真)
  •  ポール・ケアホルム「エレメントチェア(PK25)」(1951年、スチール、フラッグハリアード、織田コレクション/北海道東川町蔵)(撮影:大塚友記憲)(提供写真)
  •  帝国ホテルの「ビーフカレーパイ」(提供:帝国ホテル)
  •  古川紙工の「ニコイチmemo」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【6日(土)】

 ▽「オドル ココロ―資生堂のクリエイティブワーク―」展(~8月4日、中央区・資生堂ギャラリー、入場無料)

 化粧品メーカー「資生堂」の明治初期から現代までの製品や広告を紹介する展覧会が、銀座で開催されている。

 エレガントなイメージが強い同社製品だが、本展では「明るさ、軽やかさ、ビビッドさ、ユーモア、遊び心」をテーマに、膨大なアーカイブから選んだ商品を展開。“心躍る”デザインの数々に出合える。

 「女性の社会進出」「SNS、SDGs」など時代を八つに区切り、代表的なトピックや流行を年表のように壁面に記して紹介。200点以上の商品が各時代の空気を伝える。同社を代表するデザイナーの作品も。山名文夫が女性の肖像をふたに描いた「モダンカラー粉白粉」(1932年)、杉浦俊作さんによる斬新なパッケージの男性用化粧品「エムジー5」(67年)は見逃せない。

 女子高生に人気だった「シャワーコロン」の珍しいきのこ形のボトル(85年)、20代女性の支持を得る「マジョリカ マジョルカ」シリーズのマカロン菓子をイメージしたパウダーチークのパッケージ(2011年)…。中国やタイ...

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