俳優の松平健が東京都中央区の明治座で「芸能生活50周年記念公演」初日の舞台に立ち、取材会に登場した。「長いことは長い。気持ちの上ではあっという間でした」と振り返った。
公演の冒頭、「白馬に乗った上様」の松平が登場すると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。「皆さんに生で見てほしかった」と言う時代劇「暴れん坊将軍」を演じ、大ヒット曲「マツケンサンバ2」をはじめとする歌謡ショーを繰り広げた。
松平は現在70歳。記者から「息切れしてませんね」と驚かれると、「そんなことないですよ! 息を殺しているんですよ」と笑わせた。「踊った後の歌、殺陣の後のせりふは大変。相手が話している間に深呼吸しています」と明かした。
「やはり支えはお客さまで、今日みたいに笑顔で応援してくれると、それがすごい力になります」と感謝。今の願いを「とにかく健康第一。目標としては80歳まで歌って踊れたらいいな、の思いでやっています」と語った。公演は7月31日まで。
※「マツケンサンバ2」の正式表記は「2」がローマ数字。