27日の投開票が明言されている衆院選の鳥取1区に、立憲民主党鳥取県連が民主党時代を含めて15年ぶりとなる党公認候補を擁立する。保守王国で自民1強と言われて久しく、県内支援者らは「やっと選択肢ができた」と歓迎する。15年ぶりの戦いは、新首相との直接対決で、投開票まで3週間しかない超短期決戦となる。陣営は鳥取1区の支援組織の立て直し、選挙態勢の構築を急ぐ。
「よくぞ立ってくれた」(立民県連関係者)、「15年も待たされたが、とりあえず喜びたい」(連合鳥取関係者)など県内の関係者からは歓迎の声が上がる。新首相となった石破茂氏に挑むのは、元日本海テレビアナウンサーで元都庁職員の朝倉浩之氏(51)。2日に党本部で公認が決まり、5日に米子市内で出馬会見を行う。党本部の政治塾に入塾し、候補者公募に応じた「新顔」だ。