喜劇王チャールズ・チャップリンの映画を原作とし、舞台人の宿命と愛を描く音楽劇「ライムライト」が、8月3日~18日に東京・日比谷のシアタークリエで上演される。年老いた芸人カルヴェロが自殺を図った若きバレリーナのテリーを救い、復帰へと導く物語。数々の舞台で活躍し、近年、円熟味を増す石丸幹二がカルヴェロを演じ、元宝塚歌劇団トップ娘役の朝月希和がテリー役を務める。作中のカルヴェロたちと同じく舞台に生きる者として、原作映画に深い感銘を受けたという2人が意気込みを語った。(※インタビュー動画をYouTube「うるおうリコメンド」にてご覧になれます)
【目次】
(1)舞台人の心に響くメッセージ
(2)見るたび印象が変わる
(3)「われわれはみんなアマチュア」
(4)「スイッチが入る」瞬間
(1)舞台人の心に響くメッセージ
▼記者 石丸さんは過去2回の公演でもカルヴェロを演じています。3度目のオファーを受けた際の心境は。
★石丸 この作品はチャップリンの映画が原作なんですけど、彼が60代で撮影したんですね。僕が最初にやった時は50代の頭くらいでしたから、年を重ねて演じられる作品になればいいなと思って...