犬の白内障知って 早期受診で痛み、失明防ぐ 鳥大農学部付属動物医療センター 啓発と獣医研さん注力

  • 犬の眼科診療の様子(山下准教授提供)

 ペットの長寿命化が進む中、犬の白内障が近年増加している。早めの受診で視覚機能を維持できる可能性が高まるが、それには飼い主の意識や知識が不可欠だ。鳥取県内で唯一、動物の眼科診療を専門的に行う鳥取大学農学部付属動物医療センターは、病気について知ってもらおうと啓発に取り組むほか、他の獣医師と連携して勉強会を開くなど、地域全体の動物眼科医療の向上を目指して活動している。

 白内障は目の水晶体が白く濁る病気。人間の場合は加齢に伴い発症するケースが多いが、犬の場合は遺伝性の割合が高く、若年性のものもある。犬は空間把握能力が優れているため人間よりも視覚に左右されないが、白内障を放置すると目の炎症が進み、緑内障など痛みや失明を伴う合併症を起こすことがある。

残り 658 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事