新聞スリッパやごみ袋ポンチョ 応急の防災品作り学ぶ 子どもほくえい塾 災害後の対処など体験

 北栄町中央公民館大栄分館(同町由良宿)で、子どもほくえい塾「防災について考えよう」(NPOまちづくりネット主催)が開かれた。町内から17人の児童や住民らが参加。応急の防災品を作ったり、災害後の対処を学んだりした。

 同ネットの永田洋子理事長が「体験を通して防災への意識を高めてもらいたい」と企画した。

 参加者は、元鳥取防災研究会事務局の岡本尚機さんから地震が起こるメカニズムを学び、新聞スリッパやごみ袋を使った雨具ポンチョなど、応急の防災品作りを体験した。

 とっとり中部ものづくり道場の福田愛治さんからは、ロープワークを学んだ。災害時、けが人を背負う時に軽くなる結び方や2階から救助者を降ろす時の結び方など、さまざまな方法があることを学んだ。

 大栄小4年の根鈴健瑠さんは「ロープワークはいろんな結び方があり楽しかった。新聞スリッパは家でも作れそう」、同1年の川上心結さんは「スリッパも雨具も災害の時に作りたい。家族にも作り方を教えたい」と話した。

 岡本さんは「災害発生時の生き抜き方の工夫を体験してもらいたかった。体験することが大事で、実際に起こった時に役立ててほしい」と述べた。

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