新たな地域の魅力探る 関西大生 コナン通りなど視察

 関西大の学生らは1日、「『新しいふるさと』をつくりだすための施策」をテーマに北栄町でフィールドワークを実施した。2泊3日の日程で町内施設を巡り、観光だけではない新たな地域の魅力を探った。

 

 ワーケーション研究の第一人者である同大の松下慶太教授の授業の一環で、履修生やゼミ生計33人が参加した。学生らは7月に事前学習を行い、同町について学びを深めていった。

 この日は、2班に分かれてコナン通り周辺を散策。同町由良宿の青山剛昌ふるさと館では、河崎積館長から「名探偵コナン」のルーツを示す原画や初期の作品などについて説明を受けた。4年生の赤根百香さん(23)は「青山剛昌先生の生い立ちを知ることができて楽しい。インバウンド(訪日客)による経済効果があることを初めて学んだ」と話した。

 一行は蜘ケ家山(くもがいやま)山菜の里や道の駅ほうじょう周辺を視察し、最終日の3日に倉吉体育文化会館でプレゼンテーションを行った。松下教授は「地域の在り方を感じ、考えてもらうきっかけになれば」と期待した。

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