8月19、20両日に開催される米子市の夏の風物詩「第50回米子がいな祭」(同祭振興会主催、新日本海新聞社特別後援)の企画実行本部の事務所開きが10日、同市内であった。今年は半世紀の節目を迎えるとともに、4年ぶりにコロナ禍前と同様の通常開催となる。関係者らは事務所入り口に看板を掛け、祭りの成功に決意を新たにした。
約50人が参加し、同祭振興会長の伊木隆司米子市長、永井善郎実行委員長、村上大輔本部長が看板を設置。伊木市長は「第1回からつないだバトンがいよいよ節目を迎える。コロナ禍も明け、米子のまちをがいな祭の明かりと歓声で盛り上げていければ」とあいさつした。
村上本部長は「通常開催できて喜ばしい。全ての方に喜んでもらえる祭りにしたい」と意気込み、関係者らは乾杯で成功を誓った。同市の井田栞さんが考案した今年のテーマ「皆と出会った奇跡、支えの中走り続け繋[つな]がる架け橋」も発表された。
同祭は2020年から中止や無観客開催が続き、22年は出店縮小や飲食制限などが行われた。今年はJR米子駅の南北を会場としてがいな万灯やがいな太鼓、パレードを展開し、花火大会は規模を拡大。記念事業として国史跡・米子城跡天守台に米子城バルーン(高さ約11㍍、約8㍍四方)を設置してライトアップする。(平塚千遼)