境港総合技術高(境港市竹内町)の食品・ビジネス科3年生13人が、同市沖の美保湾で養殖された小型のギンザケ(境港サーモン)を使った「境港サーモンフライバーガー」を開発した。13日に同市の中野港で行われる「さかいみなと中野港漁村市」(実行委員会主催)で限定販売される。
同バーガーは、生徒たちが課題研究の一環で地産地消や持続可能な開発目標(SDGs)を意識して開発。弓ケ浜水産(同市竹内団地)が養殖する境港サーモンのうち、大きく成長しなかった個体をフライにし、大山ブロッコリーを混ぜたタルタルソースをかけて大山小麦を使用したバンズで挟んだ。
漁村市では、民間企業が出店するキッチンカーで限定100個(1個税込み500円)が売られ、生徒たちも販売に携わる。門永悠里さん(17)は「地元の食材を知ってもらうため、境港サーモンでおいしいバーガーを作った。多くの人に食べてほしい」と話した。
漁村市は13日午前9~11時(魚の販売は同10時から売り切れ次第終了)。漁師による新鮮な沿岸物の魚の直販、境港サーモンの団子汁や刺し身の振る舞い(各200食)、タッチングプールなどがある。今年は13日を皮切りに6月10日、7月8日、9月9日の計4回開かれる。