災害への備えや避難所運営学ぶ 鳥取・豊実地区自治会防災リーダー研修会

 鳥取市豊実地区自治会(谷口真澄会長)は、地区の自主防災会連絡協議会やまちづくり協議会とともに防災リーダー研修会を開いた。防災リーダーや指導員、老人クラブ関係者など約20人が参加し、災害への備えや避難所の運営について理解を深めた。

 講師を務めた市危機管理課防災コーディネーターの山下行正さんが、近年の主な自然災害や自主防災会の取り組みを紹介。「非常時には自分だけは大丈夫と異常を認めず平静を保つ正常性バイアスが働く。克服するためには研修で知識や技術を高めるほか、災害時に正しい情報を集め判断することが重要」と強調した。

 この後、参加者は避難所で使用されるパーティションや簡易トイレなどを消防団員と一緒に組み立てたほか、運営方法などを学んだ。

 同地区自主防災会連絡協議会の佐々木隆会長は「防災グッズを初めて見たという方も多かったと思う。今後は各集落の防災リーダーらとともに体制を強化し、地区住民の“安心安全”を守ることができるよう努めたい」と話した。

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