【青春の「ザ・ベストテン」 南野陽子 #4】ファン動揺の歌詞忘れ回 続けてきたから「笑い話」

  •  歌詞を忘れた回の南野陽子(Blu―ray BOX「南野陽子 ザ・ベストテン コレクション」より)
  •  「子どもの頃アイドルの振り付けを一生懸命覚えて踊っていたので、私は自分のように毎回変わる人は嫌です」と笑う南野陽子

 人気音楽番組「ザ・ベストテン」に多数出演した南野陽子は、同じ楽曲でも異なる衣装や表情、しぐさでファンを楽しませた。語り継がれている歌詞忘れ回は「失恋したのでは?」などと臆測が飛び交ったというが、真相は―。(ザ・ベストテンの思い出を聞く連載の第4回です)

   ×  ×

 〈出演回ごとの雰囲気の違いも魅力です〉

 衣装やセットも変わりますしね。歌い方が変わっていったり、表情がオーバーになっていったりもして。振り付けも、1回目より2回目とだんだん動きが多くなっていきます。

 〈自由度の高い振り付けなんですね〉

 自分で考えていましたからね。考えたというか雰囲気で「この音でこう動く」と。当時は移動中に曲を聴いて覚えながら、振り付けも考えていました。車の左後部座席に座っていたので、振りは右手だけ。後ろ側への振りはないし、ステップもないんです。

 〈番組でのハプニングは?〉

 ファンの方をブラウン管の前であたふたさせてしまったのは、やっぱり「秋からも、そばにいて」の歌詞忘れのシーン(1988年11月)だと思います。リハーサルの時にスタッフの方から「(ドレスの裾で)セットに置かれた大量の枯れ葉を掃除しないでく...

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