宿題や、お菓子作り楽しむ シークレットベース誠道 子どもたちが地域とつながる第3の居場所

境港二中生徒ら放課後に集う

 子どもたちが地域とつながる第3の居場所「シークレットベース誠道」が、境港市誠道町の誠道公民館に設けられている。同市竹内町の境港第二中の生徒らが放課後に集い、宿題やお菓子作りをしたり、地域住民とゲームや会話を楽しんだりして、思い思いの時間を過ごしている。

 保護者や住民らが学校運営に参加する「コミュニティースクール」活動の一環として昨年から始めた取り組み。第二中学校区地域学校コーディネーターを中心に同校の学校運営協議会や各地区の民生児童委員らが運営し子どもの見守りなどを行っている。原則、毎月第3水曜日の夕方に開く。

 この日は、校区内の小中学生14人と地域住民ら6人が訪れた。子どもたちは同コーディネーターの小笠原友子さんの指導でチーズケーキやチョコバナナ作りに挑戦。

 会話を弾ませながらお菓子作りを楽しんだ後、出来たてのお菓子やドリンクを参加者全員で味わいながら、談笑した。お菓子ができるまでの間、オセロゲームをする生徒や大人と会話を楽しむ児童もおり、住民と交流を深めながら自由に過ごした。

 参加した同中1年の阿部勇勝さん(13)は「落ち着いて勉強もできるし仲間や地域の人がいて楽しい。友達と一緒にまた来たい場所です」と話す。

 中浜地区民生児童委員協議会の永見一平会長は「子どもたちとお菓子を食べたり会話をしたり、楽しく触れ合うことができて元気がもらえる」と目を細めていた。

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