文化祭へ箏の練習に熱 鹿野学園8年生 授業に取り組む

 鳥取市鹿野町鹿野の義務教育学校「鹿野学園」の8年生が、表現活動や伝統文化を学ぶ特設教科「表鷲科(あらわしか)」の授業に取り組んでいる。生徒らは、すげ笠(がさ)作り、箏(こと)、演劇の中から一つを選択し、月に2~4日、地域の人たちから指導を受けて約半年間学習する。

 生徒8人が取り組む「箏」の授業は、外部講師の佐々木恭子さん(鳥取市)と音楽の村上由香教諭が担当。授業が始まると生徒らは、楽譜を見ながら13本ある絃(げん)を爪や指ではじき、真剣な顔で練習に向き合っている。

 十七絃(低音用の箏)を担当する原虹輝さんは、「最初は絃の数と太さに戸惑ったけれど、今は楽しい。文化祭の演奏に向けて頑張りたい」と笑顔を見せた。佐々木さんは「できないところはみんなで助け合ってこつこつ頑張っている。美しい箏の音に触れて和楽器の良さに気付いてもらいたい」と話した。

 11月2日の学園文化祭では「月下美人」の演奏を披露する。

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