南部町のとっとり花回廊で「オータムフェスティバル」が開かれている。燃えるような赤が目を引くサルビアや秋風に揺れるコスモスなど秋の花々が見頃を迎え、来場者の目を楽しませている。10月末まで。
「花の丘」では、10万株のサルビア・スプレデンスが一面を赤く染め上げている。秋が深まるごとに花の密度や色の深みが増していき、11月上旬まで見頃が続くという。
16日には、大山とサルビアの共演を写真に収める来場者の姿が見られた。京都府京田辺市から訪れた坪木耕造さん(81)と君代さん(79)夫妻は「園内の全ての花がきれいだったが、真っ赤なサルビアは特に見事で思わず歓声を上げてしまった」と話した。
ピンクや白など100万輪のコスモスが咲き誇る「秘密の花園」は、10月末までの限定公開。そのほか、香り高い秋バラやかわいらしい菊のトピアリーが園内を彩っている。20日午前9時からは、昨年好評だった多肉植物の販売会が開かれ、県内外の26店舗が苗を販売する。