秀春の刀 琴浦に戻る 方見神社 地元出身、一流の刀工

  • 秀春の刀を感慨深く眺める池本宮司=17日、鳥取県琴浦町上伊勢の方見神社

 幕末から明治初期にかけて活躍した鳥取県琴浦町八橋出身の刀工、一雲斎秀春(1821~89年)の銘文が刻まれた刀が同町上伊勢の方見(かたみ)神社に戻り、17日に開封された。数少ない貴重な刀が琴浦町に戻り、池本靖宮司(56)らは「琴浦町の財産で、氏子の誇りになる。刀が戻ってきたので、神社が盛り上がる祭りを考えたい」と喜んでいる。

 秀春の刀は、強靱(きょうじん)で切れ味が良いのが特徴。探し求めている愛好家は多いが、数が少ないという。方見神社に届いた刀は、先代宮司の池本洋一さんが所有していたもの。洋一さんは晩年、東京に住む長男の元に身を寄せており、2018年に亡くなってからは長男が所有していた。

残り 350 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事