【記者書評】神田伯山著「訊く!」

対談から伝わる持ち味

  •  「訊く!」

 演芸の第一人者による対談といえば、桂米朝の「一芸一談」を思い出す。上方落語の重鎮である米朝が、喜劇俳優の藤山寛美や浪曲の初代京山幸枝若らと芸を語り合う。話芸の大家は聞くのも上手と感じ入ったものだ。

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