中国電力島根原発(松江市鹿島町)の事故を想定した鳥取県の原子力防災訓練が15日、2日間の日程で始まった。初日は、昨年11月から運用を始め、必要な資機材などを一括保管する江府町美用の原子力防災支援基地で初めて訓練が実施され、県の委託業者らが緊急時に必要な資機材の輸送手順などを確認した。
支援基地は同町と鳥取市の県内2カ所に設置。このうち同町では、広域避難時に車両や衣服への放射性物質の付着がないかを調べる「避難退域時検査会場」を開設するために必要なテントや測定器などの資機材が入ったコンテナ9基を保管する。