「不可触民」集団改宗の地で伝える偉業

差別から自由に、「境界から」㊻インド

  •  インド・ナグプール
  •  アンベードカルが1956年に改宗式を行ったインド中部ナグプールの広場には、今はドーム状の仏塔が立つ。少年だったチクテは準備のボランティアに参加した=2024年8月(撮影・スメット・チカレ、共同)
  •  毎年4月14日にはインド各地でカースト差別と闘ったアンベードカルの生誕祭が行われる。不可触民などの差別を禁止する憲法を起草した英雄だ=2024年、インド北部ノイダ(ゲッティ=共同)

 約70年前のあの日、人生を変える「英雄」を迎えるために、広場の雑草を懸命に手でむしり取った。同級生も一緒にボランティアに参加した。今はドーム状の仏塔が立つインド中部ナグプールの同じ場所で、チャランダ...

残り 2134 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事