4月13日~10月13日に開かれる大阪・関西万博に合わせて山陰両県でのツアー商品を造成しようと、シンガポール大手旅行会社「EU Holidays」の社員2人が14日、鳥取県内各地の観光地を視察した。北栄町由良宿の青山剛昌ふるさと館や倉吉市のエースパックなしっこ館、鳥取市の鳥取砂丘を訪れ、候補地として太鼓判を押した。
同社はシンガポール-大阪(関西空港)線を持つ格安航空会社ピーチ・アビエーションと業務提携しており、シンガポールからの旅行者向けに大阪・関西万博とセットにした山陰ツアーの商品を計画している。
視察2日目のこの日は鳥取県内を巡り、アジア圏から人気の高い青山剛昌ふるさと館を訪問。2人は漫画『名探偵コナン』の原画を熱心に見入ったほか、河崎積館長から展示に関する説明を受けた。
団体旅行を担当するイーリン・ライさんは「シンガポール人は常に新しい旅行先を探している。山陰へのアクセスや風景をPRすれば個人客も増える。青山先生の作品は人気なので、この施設は喜ばれる」と高く評価した。
2人は13日に出雲大社や足立美術館を視察。15日に帰国する。