少数派の運動が社会を変えた―指紋押なつ拒否はなぜ勝利したのか、シンポを機に考える

  •  「指紋押捺拒否・反外登法の闘いとはなんだったのか」と題したシンポジウム=2024年11月30日、京都市の同志社大
  •  記者会見する韓宗碩さん。指紋押なつ拒否で外登法違反に問われた刑事裁判の上告審で、昭和天皇死去に伴う大赦により免訴判決を言い渡された=1989年7月、最高裁
  •  外国人登録と指紋押なつの経過
  •  シンポジウムの様子=2024年11月30日、京都市の同志社大
  •  日本入国時に端末機で指紋を採取される外国人=2007年11月、関西空港

 「市民運動」と聞くと、自分には関係ないと思う人や、巻き込まれないようにと身構える人もいるかもしれない。けれど、市井の人たちの運動が、社会を大きく変えたこともある。1980年代の「指紋押なつ拒否運動」...

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