3連休、大雪に警戒 県が情報共有確認

 鳥取県内は21日、強い冬型の気圧配置が続き、各地で雪が降り続く一日となった。22~24日にかけても断続的に雪が降り続き、22日には警報級の大雪になる恐れがあるとして、県は関係機関を集めた災害警戒本部会議を県庁で開いた。

 21日は鳥取市で日中15センチの最深積雪となったほか、智頭町で29センチ、大山町231センチ、米子市と境港市で9センチを観測。鳥取市の鳥取砂丘では、観光客らが雪原となった砂丘を写真に収めようと雪の合間を縫って繰り出し、寒風に震えながらポーズを取る姿が見られた。

 鳥取地方気象台によると、県内は22日朝から夜の初めごろにかけて大雪となる見込みで、22日正午までに予想される24時間降雪量は多い所で山地40センチ、平地20センチ。23日正午までの24時間では山地30センチ、平地10センチ。

 JR中国統括本部は降雪や強風が見込まれるとして、22日の観光列車あめつちの運休を発表した。

 県の会議では19日に智頭町で発生した大型トラックのスタックによる鳥取道の通行止めを踏まえ、車両の滞留を防ぐ広域迂回(うかい)の呼びかけや誘導、関係機関の情報共有を密にすることを確認した。

 平井伸治知事は「3連休中の降雪で注意が必要。各機関が連携し、実況に応じた適切な対応に協力してほしい」と呼びかけた。

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