価格交渉に必要な知識を学ぶ「価格交渉講習会」(新日本海新聞社主催、鳥取商工会議所共催)が26日、日本海新聞ビル5階ホール(鳥取市富安2丁目)で開かれた。県内の事業所などから集まった参加者が、交渉の手順や方法について理解を深めた。
講師は中小企業診断士の西内裕次朗氏が務め、経済の動向や下請法などの法律関係にも触れながら、実践での交渉術を解説。交渉の基本は「事前準備として下調べなど情報収集を行い、値上げをする理由や根拠を数字やデータで示すことが必要」と説いた。
また、取引条件の設定では、特に金銭の部分はうやむやにせず、事前に相互で確認し、明確にしておくことをポイントに挙げ、「取り決めたルールや交渉の経緯は書面で残すことが重要だ」と強調した。
次回は3月5日午後3時から米子市の鳥取銀行米子営業部3階大会議室で開催予定。