和風傘と光の競演酔いしれ 倉吉「飛龍閣」ライトアップ

 嘉仁皇太子(後の大正天皇)の山陰行啓で宿泊施設として造られた国登録有形文化財「飛龍閣」(倉吉市仲ノ町)のライトアップが、打吹公園を訪れる花見客らに好評だ。新たに和風傘を使った幻想的な演出が加わり、闇夜に浮かぶ歴史的建造物と桜が醸し出す“光の競演”に市民が酔いしれている。13日まで。

 開催中の「倉吉春まつり」を盛り上げる演出で、倉吉観光マイス協会が昨年から開催。飛龍閣には、ひな人形を飾りつけた「竹ひな飾り」、まりを模した「竹まり」などの竹明かりを室内外に50個以上が設置され、中庭に30本の和風傘を並べて照らしている。

 時折、桜の花びらが舞い落ちる中、スマートフォンを手にした花見客が風情ある景観、飛龍閣の威容を動画や自撮りなどで思い出に残し、終わりが近づく桜の季節を惜しんだ。

 ライトアップは午後6~10時。11、12両日は同公園近くの白壁土蔵群、弁天参道をちょうちんで照らす催しも行われる。

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