鳥取市中心市街地の活性化を考えるフォーラムが鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で開かれた。阪神淡路大震災からの都市再生についての講演があり、参加者は熱心に聞き入った。
鳥取商工会議所が主催。同震災で被害を受けた神戸市新長田地区で11年間、商店街の復興事業に従事した商業タウンマネジメント代表取締役の東朋治さんが講師に招かれた。
東さんは、街中の活性化には集客したいターゲット層の明確化が重要と強調。郊外の大型店舗やネット通販が隆盛の現代では「いかに外出してもらうかが鍵」として、大型店舗にはない接客や品質の高い専門店の出店が大切と説明した。
行政の補助金頼みのイベントは継続が難しいことも強調。「地元に支持される店は観光客にも支持される」とし、住みたくなる中心市街地をつくるポイントを解説した。