闇夜に浮かぶ「炎の川」 大山で夏山開き前夜祭

 国立公園・大山(1729メートル)の夏山シーズンの到来を告げる「大山夏山開き祭」の前夜祭が3日夜、鳥取県大山町大山で4年ぶりに開かれた。地元関係者や一般参加者らがたいまつを手に石畳の参道を練り歩き、闇夜に“炎の川”が浮かび上がった。

 今年は大山の中腹にある大神山神社奥宮の遷宮に伴い、たいまつ行列の参加者を約900人に縮小。隣接する下山神社で登山者の安全を祈願する神事が営まれた後、午後7時半に神門の下にある西楽院跡の近くから行列がスタートした。

 たいまつを手にした参加者は神職やてんぐ、僧兵に続き、自然石では日本一の長さを誇る約800メートルの参道を進んで博労座駐車場までの道のりをゆっくりと歩いた。参加者が到着すると、大山僧兵太鼓保存会のメンバーが勇壮な太鼓の演奏を披露。特設会場では、大山の恵みを受けた地元グルメを提供する「まるごと!大山ご当地グルメフェスタ」も開催され、来場者らは地元の味を堪能した。

 4日は午前10時から弥山山頂で山頂祭が営まれる。

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