国交省倉吉河川国道事務所は、倉吉市福守町の天神川河川防災ステーションなどで、災害発生時に水防活動などに使用する災害対策用機械の操作訓練を行った。照明車を作動させたり排水ポンプで水をくみ上げたりして実際に稼働させ、確認した。
訓練は出水期に備えて毎年実施している。今回は、9社の協定締結建設業者の社員や同事務所職員らがグループに分かれ、排水ポンプ車や照明車、対策本部車、待機支援車でそれぞれ操作訓練。排水ポンプ車の訓練では、参加者が協力し近くの小川にホースを入れて水をくみ上げ、国府川に流した。同事務所の松尾至哲河川管理課長は「訓練で基本的な操作を習熟し、迅速に作業できる態勢にしたい」と話した。
同事務所によると、2019年からの21年までの3年間で、台風で2回、大雨などで6回、排水ポンプ車や照明車などの対策用機械を県内外に派遣している。(加嶋祥代)