防振ゴムなどの自動車部品を製造するＴＶＣ（南部町原、鷲尾雅文社長）は１７日、従業員の家族を対象とした工場見学会を開いた。
普段は見ることができない、職場で真剣に働く親の姿を子どもたちに見学してもらおうと同社が企画。コロナ禍などの影響で７年ぶりの開催となったが、家族１３組３３人が参加した。
部品の鋳造を学ぶ体験ではスズを型に流し込む工程を見学し、子どもたちは食い入るように見入っていた。どんなものづくりをしているか理解してもらうため、工場での部品製造の見学に加えてスタンプラリーも実施。家族らは楽しみながら、同社の仕事に理解を深めた。
昼食は社員食堂に用意され、いつも従業員が食べているものと同じメニューを堪能。工場見学のことを話しながら、家族だんらんの時間を過ごした。
川崎蓮君＝小学４年、類君＝同２年＝兄弟は「パパの仕事場を見に来ることを楽しみにしていた。とても楽しかった」と話した。鷲尾社長は「家族に職場を知ってもらうことで、会社への愛着心も高めてもらえたら」と期待した。
