平和への思いつなぐ 反核リレー、鳥取・日南町を出発

 戦争反対や核兵器廃絶を訴えながら鳥取県内を走る「反核・平和の火リレー」が31日、日南町をスタートした。8月4日までの5日間、約300人が132区間の計約270キロを走り、ゴールのJR鳥取駅前を目指す。

 県教職員組合青年部などでつくる実行委員会(白岩健太委員長)が実施し、今年で39回目。ランナーは反核などをアピールして県内全19市町村を走り“平和の火”をつなぐ。各役場などでは、非核法の制定や原発に頼らないエネルギー転換などを国に働きかけるよう自治体に要請する。

 日南町役場前であった出発式で、実行委の関淳一副委員長(41)は「リレーを行うことで多くの県民が平和を考える機会にしたい」と決意表明。中村英明町長が「社会を変える大切な取り組み。しっかり頑張って」と激励すると、トーチを持ったランナー2人がスタートを切った。

 第1区間を走った小学校教諭の其山将範さん(35)=大山町平木=は4回目の参加。余子小(境港市竹内町)で6年生を担任しており「本当の平和を子どもたちと一緒に考えていきたい」と力強く話した。

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