アニメ「Ｆｒｅｅ！（フリー）」のロケ参考地とされる岩美町の町観光協会と「劇場版Ｆｒｅｅ！－ｔｈｅ Ｆｉｎａｌ Ｓｔｒｏｋｅ－」の公式コラボイベントが１日、岩美町内で始まった。描き下ろしの人気キャラクターたちと、ＡＲ（拡張現実）でツーショット撮影を楽しめるフォトスポットを設置。県内外から駆け付けたファンたちは“推しキャラ”と一緒に記念写真を撮り、夢のひとときを過ごした。来年３月末まで。
アニメ制作会社「京都アニメーション」（本社・京都府宇治市）の代表作「Ｆｒｅｅ！」のアニメシリーズ１０周年を記念して実施された。
ＡＲ撮影スポットは、町観光協会、道の駅きなんせ岩美、岩井温泉、浦富海岸島めぐり遊覧船など町内５カ所に設置。イベントのために特別に描き下ろされたアニメの主要キャラクター５人が１人ずつ配置され、ツーショット撮影ができる。
この日、町内には撮影スポットを巡る多くのファンの姿があった。作品のグッズ販売や製造を手がける「サンテック」（同町浦富）にも続々とファンが来店し、専用のアプリを使って、スマートフォンの画面上に一緒に写るキャラクターとの撮影に励んでいた。
東京都内から訪れ、レンタサイクルで町内を巡り撮影したという野口奈々さん（２４）と千葉咲実さん（２７）は、キャラクターの人形を手に持って撮影に挑戦。野口さんは「キャラと一緒に写真が撮れて夢がかなった」、千葉さんは「初めて岩井温泉にも行った。岩美の魅力がまた一つ知れた」と喜んでいた。
