大海原でカラオケを 山陰松島遊覧が新プラン

 岩美町の浦富海岸で遊覧船を運航する山陰松島遊覧(川口博樹社長)は14日、浦富海岸を周遊しながら、カラオケができる新しいプランのモニターツアーを開いた。参加者は普段のカラオケとはひと味違う爽快感を覚えながら、日本海に歌声を響かせた。

 

 同社保有の12隻のうち、唯一、2階部分がオープンになっているアッパーデッキの遊覧船「ミューズ」に乗船し、千貫松島や鴨ケ磯海岸などを約1時間かけて巡りながらカラオケを楽しむユニークな周遊プラン。

 この日は、スタッフを合わせ計9人が船に乗り込んで出発。5分ほどで港を出ると、早速美声が浦富海岸に響き渡った。参加した鳥取市湖山町東1丁目の歌手、橋尾よしのぶさん(76)は船や海に関わる演歌を披露し「きれいな島や海を見ながら歌うのは初めてで最高だった。もう一度乗りたい」と喜んでいた。

 同プランは同社のHPで予約受け付け中で、今シーズンの申し込みができるのは10月中旬ごろまでの見込み。川口社長(55)は「鳥取県では唯一無二、全国でも珍しい大海原のステージでストレスを発散してほしい」と話した。

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