高校生の力作目立つ 安来市美術展あすまで

 第17回安来市美術展(実行委員会、同市主催)が同市総合文化ホール・アルテピアで開かれ、洋画、デザイン、日本画・水墨画、写真の4部門で入賞作品と優秀作品の計93点が展示されている。21日まで。入場無料。

 洋画は高校生の意欲あふれる作品が目立つ。最高賞の市長賞を受賞した伊藤杏夕花さん(安来高)の「明晰(めいせき)夢」は、女子生徒の背中から大きなカエルがのぞき見る自身の世界観を描いた作品で、「若さとエネルギーにあふれる力作」と評価された。

 日本画・水墨画で同賞を受賞した小谷紘子さん(同市月坂町)の「和紙に魅せられて」は、優美なショウブの花をシンプルな色調の中で追求した作品。写真では、日が沈む海岸で無邪気に遊ぶ兄弟をシルエットでとらえた真砂昇平さん(日吉津村日吉津)の「夕ぐれの兄弟」が同賞に輝いた。

 会場を訪れた同市の80代女性は招待作品「漂流」を見つめて「描かれた2人の目が生きてる」と話し、観覧者の投票で決める「市民賞」を選んでいた。

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