「君に届け展」に能登麻美子「きらめき詰まっている」 南沙良「声を高く寄せました」

  •  トークする能登麻美子(右)と南沙良=東京都中央区
  •  イベントに登場した能登麻美子(右)と南沙良=東京都中央区<(C)椎名軽穂/集英社>
  •  プリズムを使った展示コーナー=東京都中央区<(C)椎名軽穂/集英社>
  •  椎名軽穂のプロットやメモを展示したコーナー=東京都中央区<(C)椎名軽穂/集英社>

 椎名軽穂の人気漫画を取り上げた展覧会「君に届け展 “すき”のちから」が東京・松屋銀座で始まった。オープニングイベントに、アニメ版とドラマ版でそれぞれ主人公の爽子役を演じた、声優・能登麻美子と俳優・南沙良が出席した。能登は「原作の持つ優しさやきらめきが会場全体に詰まっていて、大変感動しました」と話した。

 「君に届け」は2006~17年に「別冊マーガレット」で連載され、18~22年には番外編も発表された。高校生の黒沼爽子と風早翔太らが出会い、友情や恋愛を通して成長していく姿を描く。展覧会は、名シーンの直筆原画や創作資料など300点以上を紹介する。

 能登が「創作の過程を伝えるプロットやメモのコーナーと(登場人物が互いに影響を与え合った場面を表現した)プリズムの演出はせりふや絵がきらめきの中にあふれていた」と語ると、南も「私もそこが一番好きかもしれません。爽子が告白するところで、みんなが背中を押していく言葉の展示もすてきでした」と見どころを加えた。

 演技について南が「(私は)声が低いので、能登さんのアニメを見て、声をより高く寄せていました」と打ち明けると、能登は「感無量です。ドラマを拝見して...

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