【東京ウオッチ】見つけてほしい。枠超えた色鮮やかな生き方―ハワイ在住アーティスト山崎美弥子さん個展

いまのTokyoをつかむイベント情報(23日~10月2日)

  •  ハワイ・モロカイ島在住のアーティスト山崎美弥子さんの作品。絵のモデルは作家の長女(提供写真)
  •  アーティスト山崎美弥子さんの作品(提供写真)
  •  米国の現代アーティスト、トム・サックスさんの作品((C)Tom Sachs Stitches,2023 94.0×94.0×20.1cm)(提供写真)
  •  趣味の文具祭で紹介される「Kokeshi×趣味の文具箱カクテル・ガラスペン」(提供写真)
  •  赤色のグロゼイユと緑色のピスタチオの組み合わせが美しい「クリスマスピスターシュ」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【23日(土)】

 ▽山崎美弥子展「DAWN―kind of blue YAMAZAKI MIYAKO with/360° 2023」(~10月1日、港区・スパイラルガーデン)

 ハワイ・モロカイ島在住のアーティスト山崎美弥子さんの展覧会が、青山で開催されている。

 生まれ育った東京を離れ、2004年から太平洋で船上生活を始めた。その後、人口わずか7千人のモロカイ島で暮らし創作活動を続けている。

 21年のコロナ下で開催された同じ会場の個展には約2万人を動員した。今回は夜明け前の空のような青色の絵画を中心に、大自然に囲まれ制作した新作100点以上を含む約300点を紹介。主催のワコールアートセンターの鈴木淳社長は「現代アートは難解だが、山崎さんの作品は美しく分かりやすい。人の気持ちに寄り添っている」と話す。

 「学校や社会の規則に疑問を感じていた10歳の時、閉じた窓を開き、色彩あふれる風景を見つけたのが創作活動の原点」と語る山崎さん。「東京では人々が枠の中で可能性を狭めている印象がある。世間にとらわれず自由に羽ばたいてほしい」

 青色の他にもピンクなどで、10代の長女などを...

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