酷暑で野菜品薄 高騰 県内のスーパー各店 店頭価格で2倍も

  • 酷暑の影響で品不足になり、野菜の価格が高騰。カット野菜の購入を提案するなどして対応する=20日、鳥取市桂木のエスマートつのい店

 全国的な酷暑が野菜の品質や収穫量に影響し、鳥取県内のスーパーで品薄状態になっている。入荷が難しく、店頭価格が例年より2倍近く上がった野菜も。「食欲の秋」で需要が高まる時期を前に、関係者は今後の天候などを注視している。

 「9月でこんなに物がないのは初めて」とこぼすのは鳥取中央青果(鳥取市南安長)の松下光雄常務。盆ごろから、レタスやキャベツなどの高原野菜を除き、ほとんどの野菜で出荷量が減った。特にニンジンなどは産地の北海道が天候不良だった影響で品質が低下。例年10月初めに出荷されるブロッコリーも、暑い日が続いて定植が遅れ、出荷がずれ込みそうだという。

 エスマートつのい店(同市桂木)では、ナス(3個入り)が428円と前年同期比で約2・3倍、ニンジン(3本入り)は約1・7倍となり、葉物野菜も価格が高騰している。鳥取県産を仕入れている白ネギは病気の発生などで入荷できず、産地を変えて対応。県産のミニトマトも入荷の見通しが立たず、ホウレンソウは品薄状態が続く。

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