ふるさとで生きる 第3部 変わる学校・学びのかたち (1)学校は地域の誇り

 「来たるべき時が来た。小学校が地元からなくなるのは寂しいが、子どもたちが一人でも多くの友達をつくれるなら、すばらしいこと」。倉吉市谷の秋久重規さん(50)はうなずく。父親の代から3世代で灘手小(同市尾原)に通った。同小は、成徳小(同市仲ノ町)と統合し、来年4月に新小学校が誕生する。来春から児童はスクールバスで、遠くは約8・5キロ先の成徳小に通うため、地元に小学校はなくなる。秋久さんは「小学校と合同で行っていた運動会がなくなり、地域の子どもが分からなくなる」と寂しげだった。

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