新宿駅(東京都)の西側、日本を代表する超高層ビル街である新宿副都心に点在するランドマークを訪ね歩いた。(共同通信=近藤誠)
明治時代に造られた淀橋浄水場の跡地に、1970年代から次々と高層ビルが建設された。91年には千代田区丸の内から東京都庁が移転してきた。
都庁第1本庁舎の高さは周辺でもひときわ高い約243メートル。地上202メートルの高さから東京の街を一望できる無料の南展望室が人気だ。外国人観光客らが作る長い列に並んだ。
エレベーターに乗れば45階までノンストップ。副都心の高層ビル群はもちろん、東京スカイツリーや東京五輪・パラリンピックの会場となった国立競技場など、360度絶景が拝める。気温が低くて空気が澄んだ日には、西側遠くに富士山も望めるという。
角張った形状の高層ビルが林立する中でとりわけ目を引くのが、繭をかたどって丸みを帯びた外観のモード学園コクーンタワー。2008年に建てられた。
アイランドタワーを中心とする複合施設「新宿アイランド」は、敷地の随所にパブリックアートを設置している。中でも「LOVE」のオブジェは人気の撮影スポットで、テレビや雑誌などで目にした人もいるだろ...