ユニークな習い事や、憧れの仕事について学べる学校などを体験取材して、記事と漫画で紹介します。芸人兼漫画家のチャーミングじろうちゃんと一緒に習ッチャオ!
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現代語を使った短歌を提唱する歌人の枡野浩一さんに、短歌の気軽な作り方を教えてもらいました。
短歌は音の数が五七五七七になっている詩のこと。「短歌のことを三十一文字と表現しますが、正しくは31音です。『きゃ』は2文字ですが1音と考えます」と枡野さん。
準備体操として「どうぞよろしくお願いします」と固定した下の句に、上の句を足す「付け句」遊びで自己紹介短歌を作ります。チャーミングじろうちゃんの上の句〈芸人のチャーミングの~じろうちゃん〉に、枡野さんは「長音で帳尻を合わせるのはズルですね」とあきれ顔です。
次は「~たい」「~したい」と自分の願望や欲望を表現する短歌に挑戦。枡野さんは「欲望にはその人の本質が現れて、案外面白い短歌ができるんです」と説明します。
長考したじろうちゃんは〈また謝罪俺が悪いか嫁なのか陪審員にめっちゃ聞きたい〉と自らの夫婦関係を短歌にしました。枡野さんは「いい短歌です。特に下の句。これを生かして付け句を...