期待高まる 鳥取県立美術館 開館は25年3月30日 開館500日前プレイベントで発表

 開館に向けた工事が進む鳥取県立美術館(倉吉市駄経寺町2丁目)の建設現場で5日、「開館500日前プレイベント」が開かれ、平井伸治知事が同館の開館日を2025年3月30日と発表した。外観工事もほぼ終わりオープンの日程が示されたことで、新たな文化・芸術の発進と人流の拠点としての期待が高まる。

 

 開会式で平井知事が「県立美術館には世界中の美術作品が集まる。小さいが世界の見える場所になる」とあいさつ。「(笑顔で)にこっ、さあ、見れば」と、開館日の日付をもじった駄じゃれで来館を呼びかけた。

 美術館近くの上灘小児童とどんぐりこども園の園児らが出席してカウントダウンボードの除幕式が行われ、液晶画面に「グランドオープンまで511日」と表示された高さ約2メートル、幅約1メートルのボードがお披露目された。ボードは16日から倉吉未来中心(同所)の正面玄関付近に設置される。

 県美術館整備課によると、工事は内装や外構など仕上げ作業を残すのみで、本年度中に県へ引き渡された後、作品搬入などの準備が行われる。

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