【ぷらっとTOKYO】「自由が丘」

トットちゃんゆかりの地に新施設

  •  九品仏浄真寺の境内にある都の天然記念物に指定されたイチョウ=東京都世田谷区
  •  「自由が丘 デュ アオーネ」で行列をつくる人々=東京都目黒区
  •  東京・多摩産のヒノキを使ったベンチ=東京都目黒区
  •  九品仏浄真寺の参道=東京都世田谷区
  •  再開発事業が進む自由が丘駅前=東京都目黒区

 俳優・黒柳徹子さんのベストセラーで自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」の舞台となった自由が丘(東京都目黒区)。東急線の自由が丘駅前では再開発事業が進み、トットちゃんが通ったトモエ学園の跡地には商業施設がオープンした。変貌著しい街を散策した。(共同通信=藤原朋子)

 自由の女神像が立つ自由が丘駅前広場から出発した。白い塀に囲われた現場では地中工事が行われていた。2026年度に15階建てのビルが完成予定。かつてここに狭い路地が張り巡らされ、回遊する楽しみがあったことが惜しまれる。

 徒歩2分ほどで、新商業施設「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」へ。ここで半世紀営業したスーパーマーケット「ピーコックストア」が建て替えられた。開業の式典で、自由が丘商店街振興組合の理事長原武さんは「街づくりの原点となる学校が、この場所にあった。(街にとって)聖地です」と話した。

 「窓ぎわ―」のあとがきに黒柳さんは、トモエ学園があったこの地のことを記している。「昔の面影のないことは、わかっていましたが」としつつ、懐かしさのあまり、スーパーの前を車で徐行したことがあるという。

 施設には、専...

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