ノゾエ征爾が作、演出を手がける男女2人の朗読劇「鳥ト踊る」の稽古が東京都内で行われ、報道陣に公開された。俳優の村井良大と優河が参加。稽古に臨んだ後、村井は「お客さんにとって聞き心地がいい声」とシンガー・ソングライターでもある優河に感心した。
壁に取り付けられた扇風機に、髪の毛が絡まって動けない女(優河)と、そこにやってきた男(村井)によるサスペンス風コメディー。男は女を助けるのか、どうするのか。2人が駆け引きを繰り広げる。
優河は「女性としての緊張感がずっとある役。うまくやらないと助けてもらえないという怖さがある」と言う。
この日は稽古初日。ノゾエは作品について「最終的には純愛です」と語ると、村井は「じゃあ、僕は終着点を間違っている。純愛にします」と焦りを見せた。
本作はト書きも2人が読み上げ、動きもある朗読劇。村井は「ト書きで(物語に)ブレーキがかからないように精査している」と話した。
27~30日に東京・有楽町のI’M A SHOWで上演。27、28日は村井と優河が出演し、29、30日は俳優の東啓介が男を、斎藤瑠希が女を演じる。