「バービー」ケン役声優・武内駿輔「前向きに生きるメッセージが詰まっている」

  •  「子どもの頃よく遊んだのはカードバトルゲーム。はまり過ぎて自作したこともある」と笑顔で語る武内駿輔
  •  映画「バービー」より。バービー(右)とケン<(C)2023 Warner Bros.Entertainment Inc.All rights reserved.>
  •  映画「バービー」で日本語吹き替えを担当した武内駿輔

 人気ファッションドールの世界を映像化した映画「バービー」の4KウルトラHD、ブルーレイ、DVDが11月22日発売。主人公バービーのボーイフレンド、ケンの日本語吹き替えを担当した声優の武内駿輔は「一見ばかばかしいやりとりの中に、誰もが自分らしく前向きに生きるためのメッセージが詰まっている」と魅力を語った。(共同通信=高田麻美)

 全てが夢のように完璧な「バービーランド」で、楽しく過ごすバービーとケン。ある日バービーの体に異変が現れ、2人は原因を探ろうと人間たちが暮らす現実世界へ向かったが…。

 現実世界でバービーランドにはない男性優位思想に触れたケンは「男らしさ」を誇示し始める。女性に知識をひけらかしたり、自作の歌を弾き語りしたり。武内は「本人は格好いいと思われたくてやっているのに、相手はうんざりしている、という構図を客観的に見せられて、ちょっと落ち込んだ」と苦笑する。

 男女それぞれの視点で求めるものの違いが描かれているため「夫婦やカップルで見れば、お互いのことが少し分かるようになるかもしれません」とアピールした。

 武内自身は昨年、結婚したことで価値観に変化があったという。「自分にも相手に...

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