「勤労感謝の日」の23日、子どもたちが考えた未来のショッピングセンター「リトルパータン」が、倉吉市山根のパープルタウンに1日限定でオープンした。来場した子どもたちはリトルパータンの店で働いたり遊んだりして、思い思いの時間を過ごした。
自ら創造することや実現することを経験してもらおうと、民間企業などでつくる「○○不動産プロジェクト」が主催。5歳から高校生までの「こども実行委員」がアイデアを出し、店の内容などを決めた。
施設内の本屋や保育園、喫茶店などで働いて地域通貨「エドル」をもらい、買い物やゲーム、体験などを楽しむ仕組み。ビンゴゲーム店「ビンゴ屋」を訪れた子どもたちは、読み上げられる数字に一喜一憂しながらビンゴを完成させ、おもちゃやぬいぐるみなどをもらっていた。
こども実行委員の一人、倉吉市山根の米原凜さん(14)は「不安だったけど、お客さんがたくさん来てくれて良かった。働く側とお客さん側の両方が経験できて楽しかった」と笑顔で話した。