凍える砂丘 鳥取市初雪 平年より12日遅く

 鳥取県内は17日、強い寒気が流れ込んだ影響で、断続的に雪が降り続く一日となり、鳥取地方気象台は鳥取市で初雪を観測したと発表した。平年より12日遅く、昨年より3日遅い。県内各地では最低気温が氷点下となるなど、鳥取市や境港市など8地点で今季最低の冷え込みとなった。

 午後1時ごろの鳥取砂丘では、訪れた観光客が時折強く吹く風に身を縮めて寒さに耐えながら、白く姿を変えた砂丘を撮影する姿が見られた。茨城県水戸市からツアーで訪れた越塚かおりさん(53)は「ここ数年、北関東では雪がこんなに積もるのは見なかった」と久しぶりの雪景色に新鮮な様子。友人の後藤佳子さん(58)は「雪がかぶっている砂丘を見たのは初めてなので感激」と喜んでいた。

 同気象台によると、18日も寒気や気圧の谷の影響で雪が予想されるが、午後からは次第に緩む見込み。午後6時までの積雪は山地の多いところで東部30センチ、中西部25センチ、平野部では10センチの予想。

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