米子城武者隊と市民ら新年祝う 勝ちどきで盛り上げ

 米子市久米町の国史跡・米子城跡天守台で1日、初日の出を拝みながら新年の始まりを祝うイベント「新年明けまして米子城!2024」(米子城魅せる!プロジェクト実行委員会、市主催)が行われた。今年もあいにくの空模様で日の出の瞬間は見られなかったが、集まった市民らは米子城武者隊とともに新年を祝った。

 2016年から行われている恒例イベントで、今年は市民ら約350人が夜明け前から続々と登城。天守台では伊木隆司市長が「今年は駐車場にガイダンス機能とトイレのある建物も完成する。整備を続けて皆さまに愛される米子城にしていきたい」とあいさつした。午前7時過ぎに辺りが白み始めたが、空には分厚い雲が広がって日の出の瞬間は見られず、市民らは残念そうな表情で城下町をカメラに収めていた。

 その後は米子城武者隊が1603(慶長8)年に起きた内紛「米子城騒動」の一幕を描いた演武を披露。伊木市長も鉄砲隊として加わり、武者隊と市民らがともに勝ちどきを上げて新春ムードを盛り上げた。市内から家族で訪れた斎藤龍輝さん(12)は「迫力があってかっこよかった」、奏さん(10)は「刀でぶつかるところがよかった」と声を弾ませた。

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