皆生温泉「海に降る雪 上代」 千代むすび酒造で新酒の仕込み作業

 皆生温泉(米子市)のオリジナル日本酒「海に降る雪 上代」の新酒の仕込み作業が6日、境港市大正町の千代むすび酒造であった。伯耆町産の酒米「五百万石」を使った発泡性の濁りが特徴の純米大吟醸で、3月上旬ごろから同温泉の旅館などで提供、販売される。

 皆生温泉への誘客と地酒の消費拡大を目的に2008年度から毎年、皆生温泉旅館組合と伯耆町のどぶろく製造販売会社「上代」、同酒造が連携して取り組んでいる。

 3段階で行う仕込み作業は4日に始まり、6日は「仲添え」といわれる2回目の作業を実施。同組合と上代から10人が参加し、蔵人の指導を受けながら蒸し米230キロを手でほぐし、こうじと水が入ったおけに入れて長い棒でかき混ぜた。本年度は500ミリリットル瓶2千本を生産する予定。

 同組合の河津幸雄事務局長(53)は「皆生温泉の海と雪をイメージしたお酒。国内外の方に温泉や料理とともに楽しんでもらいたい」と期待を込めた。

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