「鏡の中はワンダーランド 錯視の世界展」が、倉吉市鍛冶町1丁目の円形劇場くらよしフィギュアミュージアムで開かれている。来館者は、脳がだまされる「立体錯視」の不思議な世界に魅了されている。
今展は、立体錯視研究者で明治大の杉原厚吉研究特別教授が監修。会場には、ハートが四つ連なった模型が鏡に映るとダイヤやスペードなど異なった形に見える「ハートの変身」や、斜面に置いた球が重力に反して登っていくように見える「なんでも吸引四方向すべり台」など、目が錯覚を起こす立体モデル約50点を展示している。
このほか、触って遊べるコーナーや錯視パネルも設置。鳥取市から家族4人で訪れた渡辺理月さん(10)は「冬休みに入ったので連れて来てもらった。どれも不思議で面白かった」と満足そうに話した。
同展は3月10日まで。入館者には、限定錯視カードがプレゼントされる。