再開発が進むJR鳥取駅南側エリアの一角に25日、県内初出店となる「黒モス」がオープンする。「モスバーガー&カフェ」の店舗で、出店するイオン鳥取店(鳥取市天神町)の駅側1階スペースは、マクドナルド退去後の利活用が注目されていた。周辺は「えきなんフードパーク」として近年飲食店のオープンが相次いでおり、新店進出により駅南エリアのさらなる魅力向上が期待される。
黒モスは緑色の看板が目印の通常のモスバーガー店舗とは異なり、黒い看板とカフェ風のシックな内装が特徴。中国地方では島根、山口に次いで3県目の出店となる。モスバーガーは国内に1303店(昨年12月末時点)あり、そのうち黒モスは同店を含め70店舗と希少性が高い。運営するモスフードサービス(東京都)によると、多業態化の一環で、住宅街や繁華街などでのカフェ需要に対応した店舗を展開している。
同店では通常の店舗メニューに加え、パンケーキや抹茶ラテなどカフェ店舗限定メニューを販売する。午前7時半~午後10時、年中無休。広報担当者は「全国でも数少ないカフェ店舗。『もっと近くに、もっと愛されるお店に』をテーマに運営したい」と話している。