プロの話術に感嘆 鳥取・明徳地区公民館 新春落語で初笑い

 鳥取市行徳1丁目の明徳地区公民館(西山佳夫館長)で、「初笑い!新春落語会」が開かれた。落語家らしい軽妙な語り口でネタが披露され、参加した40人の地区住民がプロの話術に感嘆しながら初笑いを楽しんだ。

 高座に上がったのは、桂文吾師匠の弟子で同市在住、地元で活躍する7代目桂小文吾さん。「金明竹」と「蒟蒻(こんにゃく)問答」の古典落語2本を披露した。

 持ち前の早口での口上で参加者を感心させ、笑わせた小文吾さんは「着物を着ているから落語家と認識される。母校を訪問したら、早く売れろ!などと声がかかる」と話し、聴衆の心をつかみ本題に引き込んだ。

 参加した西村省二さんは「こんな若い人が、鳥取で活動されているのを初めて知った。心が和んで癒やされた。子どもらにも聴く機会があればいいと思う」と話した。

 主催者の西山館長と元気で輝く明徳地区協議会の望月進会長は「生で落語を聴いて迫力が違う」「地震で気持ちがふさいでいたが、また頑張ろうという気持ちになった。小文吾さんの活躍を祈ります」と振り返った。

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