インバウンド(訪日客)のニーズを知り新たな需要を獲得しようと、エムケイ開発(伯耆町大内桝水高原)は7日まで、大山周辺を巡る2泊3日のモニターツアーを実施した。タイから6人のインフルエンサーが招かれ、冬のアクティビティーや鳥取県産食材を使用した料理を通じて大山周辺の魅力を体感した。
6日はかまくらなどの冬のアクティビティーを満喫したほか、夕食会では東京でレストランを運営する渡辺明シェフ(59)による県産食材をふんだんに取り入れたコース料理を味わった。
桝水フィールドステーション(同町大内)で開かれた夕食会には、料理に使われているユズや白ネギ、ブロッコリーを栽培した須田久登さん(57)と逢坂崇さん(38)も同席し、参加者は生産者から栽培のこだわりを聞くなどして交流。タイの人々へ食の魅力を発信しようと、写真や動画を撮りながら料理を楽しんだ。
観光系ユーチューバーのReiko Meowさんは「焼き野菜がステーキのようで特においしかった。タイの人へ鳥取はいいぞとアピールしたい」と話した。