ラジオDJ、モデルなどマルチに活躍する山崎あみさんが、きょうが潤うコンテンツをお薦めします。YouTube&ポッドキャスト番組で山崎さんの詳しいお薦めトークを聴けます。「うるりこ」で検索を。
× ×
瀬尾まいこさんの小説を、三宅唱監督で映画化した「夜明けのすべて」(2月9日公開)は、気持ちを優しく、軽くしてくれます。
月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが爆発して、周囲にぶつけてしまう藤沢さん(上白石萌音さん)と、パニック障害のある山添くん(松村北斗さん)。自分をコントロールできないことに苦しむ2人が、同じ小さな会社で働くことになりますが、互いの最初の印象は、良くありません。
でも、相手の病気のことを知るとやがて、恋でも友情でもないのですが、助けになることはできるのでは、と考えて、行動を起こしていきます。
お二人の表情やしぐさが、とてもきめ細かく、自然です。それだけでなく、会社の社長(光石研さん)や社員たちが見せる、心地よい距離感と温かな視線も、ぜひご覧になっていただきたいです。こういう人になりたいと私は思います。
原作にはないプラネタリウムの要素が盛り込まれたきっかけ...